アスペルガー、あるいはアスペルガー障害、アスペルガー症候群について記載しています。アスペルガーは高機能自閉症とも呼ばれている病気です。実はこの病気、まだ未知の部分が多く、具体的な治療法は確立されていません。それどころか、病気かどうかすらあやふやな所があるのです。

一般的にアスペルガーが病的な例として扱われる場合には極端なコミュニケーション障害や物事への無関心等があげられますが、逆に非常に積極性があり、興味のあることには熱中して社会的に成功する人もいます。日本の国民性として和を重んじる風潮があるので、団体行動が苦手で一人でもくもくと何かを成し遂げるタイプの人は浮いてしまいがちです。

しかし一方で職人技や名人と呼ばれる様な人は一般の人を超越した集中力で己の技を磨き、それを成し遂げるので、そのスキルにはこの病気の傾向が少なからず見受けられると言われているのです。ですからアスペルガーの全てを否定して無理矢理治療と言う名の元に患者さん自身が苦痛に感じる様なことをする必要性があるかどうかは非常にデリケートな問題を含んでいます。

アスペルガーの兆候が現れたら専門家のアドバイスを受けつつ、患者さんの得意な部分を十分に延ばして実力を発揮出来るような環境を作ってあげることがこの病気に対する有効な対処法だという意見もあります。歴史に名を残す偉人と呼ばれる人物にはこの病気の噂がつきまといます。

アスペルガーが「高機能」自閉症と呼ばれるのには知的障害が無いのもその噂を引き起こす要因なのです。一方で病的な側面としてコミュニケーションや社会性が乏しい、手先が不器用などがありますが、大なり小なり得手不得手は誰にでもあることです。少々変わり者であるかもしれませんが、優れたスキルを発揮するのなら無理矢理この病気の持つ特徴を封印する必要はないのかもしれません。

むしろ負の作用を上手に周囲がコントロールすることで成人してから大成する可能性もあります。患者さんのことを身近で観察出来るのは家族です。その家族の病気に対して理解することこそが治療への第一歩と言われているので、このサイトを通じてアスペルガーへの理解を深めていただければ幸いです。